CentOS6.5 に PT3 を装備してみる。
今回は録画できるようにするところまで。
PT3の設定(CentOS6)さま、
CentOS6.1にアースソフトPT2をセットアップさま
あたりを参考にがんばってみる。
minimum でクリーンインストール、yum updateは実施済み、という設定で始めます。
- 事前に途中で必要になるものをインストール
- yum で入るものをまずインストール
# yum install kernel-devel wget unzip gcc ccid pcsc-lite pcsc-lite-devel pcsc-lite-libs
- RPMForgeリポジトリのインストール
# cd /tmp/ # wget http://pkgs.repoforge.org/rpmforge-release/rpmforge-release-0.5.3-1.el6.rf.x86_64.rpm # rpm -ivh rpmforge-release-0.5.3-1.el6.rf.x86_64.rpm
2013/12/21時点での最新は0.5.3。
- RPMForgeリポジトリのenable変更。
# vi /etc/yum.repos.d/rpmforge.repo enable=0
に変更して、必要なときは「enablerepo」で有効化する。
- perl-Gtk2 インストール。
# yum install --enablerepo=rpmforge perl-Gtk2
- yum で入るものをまずインストール
- カードリーダのインストール
- pcsc-perl と pcsc-tool というものが必要らしいので、fedora のRPMを持ってくる。
# wget http://ftp.kddlabs.co.jp/033/Linux/packages/fedora.archive/releases/13/Everything/x86_64/os/Packages/pcsc-perl-1.4.8-2.fc13.x86_64.rpm # wget http://ftp.kddlabs.co.jp/033/Linux/packages/fedora.archive/releases/13/Everything/x86_64/os/Packages/pcsc-tools-1.4.16-1.fc13.x86_64.rpm # rpm -ivh pcsc-perl-1.4.8-2.fc13.x86_64.rpm # rpm -ivh pcsc-tools-1.4.16-1.fc13.x86_64.rpm
できれば最新のものを持ってきたいところだけど、CentOS6.5 の yum で入る perl が 5.10 なので、Fedora13 向けの pcsc-perl と pcsc-tools が最新、ということになる。
- pcscd を起動する。
# /etc/init.d/messagebus start # /etc/init.d/haldaemon start # /etc/init.d/pcscd start
- カードを認識しているか確認。
# pcsc_scan …………………… …………………… Possibly identified card (using /root/.smartcard_list.txt): Japanese Chijou Digital B-CAS Card (pay TV)
と出れば、認識している。
Ctrl+C で抜ける。Possibly identified card (using /root/.smartcard_list.txt): NONE
となった場合は、
# wget http://ludovic.rousseau.free.fr/softwares/pcsc-tools/smartcard_list.txt --output-document=/root/.smartcard_list.txt
で最新のカード情報を入手する。
- pcsc-perl と pcsc-tool というものが必要らしいので、fedora のRPMを持ってくる。
- arib25 のインストール
- arib25 を入手。
# wget http://hg.honeyplanet.jp/pt1/archive/c44e16dbb0e2.tar.bz2
- 入手したファイルを解凍する。
# tar -xvjf c44e16dbb0e2.tar.bz2
- make して make install でインストール。
# cd pt1-c44e16dbb0e2/arib25/ # make # make install
- ライブラリは/usr/local/lib/に配置される。が、このディレクトリはCentOSではデフォルトでは読み込まれない。
arib25用のconfファイルを新規作成する。# vi /etc/ld.so.conf.d/arib25.conf /usr/local/lib
の1行を記入して保存。
- 作成したら
# ldconfig
でldconfigのconfファイルを再読み込みしておく。
- ライブラリにarib25が読み込まれているか確認する。
# ldconfig -p | grep libarib libarib25.so.0 (libc6) => /usr/local/lib/libarib25.so.0 libarib25.so (libc6) => /usr/local/lib/libarib25.so
の2行が存在するか確認。
- arib25 を入手。
- recpt1 のインストール
- 先に入手した arib25 ファイルの中に recpt1 ディレクトリがある。
# cd ../recpt1
- recpt1.h ファイルをPT3用に変更する。
# vi recpt1.h char *bsdev[NUM_BSDEV] = { "/dev/pt3video1", "/dev/pt3video0", "/dev/pt3video5", "/dev/pt3video4", "/dev/pt3video9", "/dev/pt3video8", "/dev/pt3video13", "/dev/pt3video12" }; char *isdb_t_dev[NUM_ISDB_T_DEV] = { "/dev/pt3video2", "/dev/pt3video3", "/dev/pt3video6", "/dev/pt3video7", "/dev/pt3video10", "/dev/pt3video11", "/dev/pt3video14", "/dev/pt3video15" };
8〜15行目、18〜25行目の「pt1video1」のような部分をすべて「pt3video1」という用に変更する。
- make して make install でインストール。
# make # make install
- 先に入手した arib25 ファイルの中に recpt1 ディレクトリがある。
- PT3 ドライバのインストール
- blacklist.conf を編集。
# vi /etc/modprobe.d/blacklist.conf blacklist earth_pt1
を最下行に追加して保存。
- pt3 用のドライバを入手。
# wget https://github.com/m-tsudo/pt3/archive/master.zip # unzip master
- ディレクトリ移動して、make、make install する。
# cd pt3-master/ # make # make install
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# modprobe pt3_drv
- ドライバ認識のために、一旦再起動。
- 再起動後、/dev配下に [ pt3video0 ] 〜 [ pt3video3 ] が存在することを確認する。
- blacklist.conf を編集。
- TS ファイルが作成できるかテスト
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# recpt1 --b25 --strip 22 10 /tmp/test.ts --device /dev/pt3video2
tsファイルはVLCで確認できる。
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