3TB HDD を 1 パーティションで (parted コマンド)

fdisk コマンドは2TB以上のHDDには対応していない。
fdisk を叩いた時に出てくる

警告: GPT (GUID パーティションテーブル) が '/dev/sdb' に検出されました!
この fdisk ユーティリティは GPT をサポートしません。GNU Parted を使ってください。

が、その意味だった。完全にスルーしていた。
なので、警告の通り、parted コマンドを使ってみる。
これからは fdisk ではなくて、parted ってことなのかな。

まず
# parted -l
で、接続されているディスクの状況を確認。

# parted -l
モデル: ATA WDC WD20EARS-00M (scsi)
ディスク /dev/sda: 2000GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: gpt

番号  開始    終了    サイズ  ファイルシステム  名前  フラグ
 1    1049kB  2000GB  2000GB

モデル: ATA ST3000DM001-1CH1 (scsi)
ディスク /dev/sdb: 3001GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B
パーティションテーブル: gpt

番号  開始  終了  サイズ  ファイルシステム  名前  フラグ

モデル: ATA Hitachi HDT72502 (scsi)
ディスク /dev/sdc: 250GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: msdos

番号  開始    終了   サイズ  タイプ   ファイルシステム  フラグ
 1    1049kB  525MB  524MB   primary  ext4              boot
 2    525MB   250GB  250GB   primary                    lvm

モデル: Linux device-mapper (linear) (dm)
ディスク /dev/mapper/VolGroup-lv_home: 177GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: loop

番号  開始   終了   サイズ  ファイルシステム  フラグ
 1    0.00B  177GB  177GB   ext4

モデル: Linux device-mapper (linear) (dm)
ディスク /dev/mapper/VolGroup-lv_swap: 19.0GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: loop

番号  開始   終了    サイズ  ファイルシステム  フラグ
 1    0.00B  19.0GB  19.0GB  linux-swap(v1)

モデル: Linux device-mapper (linear) (dm)
ディスク /dev/mapper/VolGroup-lv_root: 53.7GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: loop

番号  開始   終了    サイズ  ファイルシステム  フラグ
 1    0.00B  53.7GB  53.7GB  ext4

SATAの結線を適当にやったので、/dev/sdc が起動ディスク。/dev/sdb と /dev/sda が増設ディスクという変な構成になってしまった。
気にせず /dev/sdb を編集していく。

# parted /dev/sdb
GNU Parted 2.1
/dev/sdb を使用
GNU Parted へようこそ! コマンド一覧を見るには 'help' と入力してください。
(parted) print                                                            
モデル: ATA ST3000DM001-1CH1 (scsi)
ディスク /dev/sdb: 3001GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B
パーティションテーブル: gpt

番号  開始  終了  サイズ  ファイルシステム  名前  フラグ

で、ディスクの詳細を確認。

(parted) mklabel                                                          
新しいディスクラベル? gpt                                                 
警告: いま存在している /dev/sdb のディスクラベルは破壊され、このディスクの全データが失われます。続行しますか?
はい(Y)/Yes/いいえ(N)/No? y

で、ディスクラベルを聞かれるが、要はパーティションテーブルの規格はどれにする?ということらしい。
選択できるのは
aix amiga bsd dvh gpt loop mac msdos pc98 sun
の 10種類。
今回は2TB越えHDDなので GPT を選択することになるか、と。

(parted) mkpart                                                           
パーティションの名前?  []? secondDisk                                     
ファイルシステムの種類?  [ext2]? ext4                                     
開始? 0
終了? 3001GB
警告: The resulting partition is not properly aligned for best performance.
無視(I)/Ignore/取消(C)/Cancel? i

で、パーティションの名前、ファイルシステム、開始と終了を聞かれるので、
目一杯ということで答える。
警告の「The resulting partition is not properly aligned for best performance.」は、
「開始?」の指定を「0」とだけ入力すると出てくるらしい。
「0%」と入力すると出ない。

上記の作業が終了したら

(parted) quit                                                             
通知: 必要であれば /etc/fstab を更新するのを忘れないようにしてください。

で終了。fstabの更新についてアドバイスしてくれる。親切。

次に

# mkfs.ext4 /dev/sdb1

でフォーマットする。

フォーマット完了後、

# vi /etc/fstab

でマウント位置を指定、変更して保存。

mount -a

でマウントさせる。
df で確認してみる。

# df -h
Filesystem            Size  Used Avail Use% マウント位置
/dev/mapper/VolGroup-lv_root
                       50G  958M   46G   3% /
tmpfs                 7.8G     0  7.8G   0% /dev/shm
/dev/sdc1             485M   52M  408M  12% /boot
/dev/mapper/VolGroup-lv_home
                      163G  188M  154G   1% /home
/dev/sda1             1.8T  196M  1.7T   1% /mnt/2nd
/dev/sdb1             2.7T  201M  2.6T   1% /mnt/3rd

うむ。いいカンジ。