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CentOS7 で cl-root の容量を拡張する

なんでか判らないけどデフォルトでインストールしていくと
/dev/mapper/cl-root
のサイズが50GBで
/dev/mapper/cl-home
に残りの容量が割り振られている。

いやいや、デスクトップで使うわけじゃないのでhomeそんなにいらないし。
むしろ/root配下に何でもかんでも入れちゃうクセがあるのでこっちをでかくして欲しいなぁ。みたいな。

というわけで、homeをrootに統合してしまいます。

まず、中身を見てみる

# df -Th
ファイルシス        タイプ   サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
/dev/mapper/cl-root xfs         50G   19G   30G   39% /
devtmpfs            devtmpfs   3.8G     0  3.8G    0% /dev
tmpfs               tmpfs      3.8G     0  3.8G    0% /dev/shm
tmpfs               tmpfs      3.8G   25M  3.8G    1% /run
tmpfs               tmpfs      3.8G     0  3.8G    0% /sys/fs/cgroup
/dev/mapper/cl-home xfs        1.7T   19G  1.7T    2% /home
/dev/sdb1           ext4       1.7T  272G  1.3T   18% /var/www
/dev/sda2           xfs       1014M  249M  766M   25% /boot
/dev/sda1           vfat       200M  9.5M  191M    5% /boot/efi
tmpfs               tmpfs      777M     0  777M    0% /run/user/0

うむ。やっぱりhomeを別枠で確保する必要なし!
homeをアンマウント。

# umount /dev/mapper/cl-home
# vgdisplay
# lvdisplay
# lvremove -f /dev/mapper/cl-home
# lvextend -l +100%FREE /dev/mapper/cl-root

で、
あとは再起動して xfs_growfs すれば cl-root が増えてる算段なのですが、
その前にやることがある。

# vi /etc/fstab
/dev/mapper/cl-root     /                       xfs     defaults        0 0
UUID=5ae96875-0ebe-4a26-8c12-89acf6455b5b /boot xfs     defaults        0 0
UUID=D912-935E          /boot/efi               vfat    umask=0077,shortname=winnt 0 0
/dev/mapper/cl-home     /home                   xfs     defaults        0 0
/dev/mapper/cl-swap     swap                    swap    defaults        0 0
/dev/sdb1               /var/www                ext4    defaults        0 0

こんなカンジで /dev/mapper/cl-home にも割付が書いてあるので、これをコメントアウトする。
しないと再起動後、Emergency Mode 突入という悲惨なことになる。

では改めて、再起動。

reboot
# df -Th
ファイルシス        タイプ   サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
/dev/mapper/cl-root xfs        1.7T   19G  1.7T    2% /
devtmpfs            devtmpfs   3.8G     0  3.8G    0% /dev
tmpfs               tmpfs      3.8G     0  3.8G    0% /dev/shm
tmpfs               tmpfs      3.8G   25M  3.8G    1% /run
tmpfs               tmpfs      3.8G     0  3.8G    0% /sys/fs/cgroup
/dev/sdb1           ext4       1.7T  272G  1.3T   18% /var/www
/dev/sda2           xfs       1014M  249M  766M   25% /boot
/dev/sda1           vfat       200M  9.5M  191M    5% /boot/efi
tmpfs               tmpfs      777M     0  777M    0% /run/user/0

増えた増えた(増えてない)。
ちなみに消えてしまったようにみえる/homeディレクトリは勝手に?/直下に作成される?みたい?

SELinux 無効化

setenforce 0

で。
恒常的に無効にする場合は

vi /etc/selinux/config

SELINUX=enforcing

SELINUX=disabled

に変更。

ヒストリサイズの変更

これは CentOS7 になっても CentOS6 と変わらない。

vi /etc/profile

で、

HISTSIZE=1000

と書いてあるところを

HISTSIZE=10000

ぐらいに変更します。

IPアドレスの確認

CentOS7 になってから何もかも変わってしまいまして…

ifconfig とか打っても [ command not found ] です。
確認するには

ip addr show

で。

Samba

CentOS 7 で samba をインストールすると4.1.1がインストールされます。

yum install samba

で、インストールします。
インストールしたら pdbedit でsambaのユーザを追加します。
追加するユーザは事前に useradd + passwd で通常のユーザとしても追加しておくこと。

pdbedit -a black

ユーザを追加したら smb.conf を編集して共有するディレクトリを指定します。

vi /etc/samba/smb.conf

で、

[2nd-Disk]
comment = 2nd-Disk
path = /mnt/2nd
writble = yes
brouseable = yes
valid users = black, pink
force create mode = 0777
force directory mode = 0777

こんなカンジに。
今まではここから

/etc/init.d/smb start

で良かったんだけど、CentOS 7 はそうも行かず。
FIrewalld を通過できるようにしなくてはいけない。

firewall-cmd --permanent --zone=public --add-service=samba
firewall-cmd --reload

で、通れるようにしておく。
ここまで出来たら

systemctl start smb
systemctl start nmb

でスタートさせます。